ASD青年器楽団「上海天使知音サロン」が日本でゲスト公演

日本 ⁄  ASD青年器楽団「上海天使知音サロン」

日時:2024年11月10日(日)
会場:みんなの森 ぎふメディアコスモス

 2024年11月10日(日)、岐阜県岐阜市の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」にて開催された「第3回美谷喜ASD みんなよいこ研修会」に上海から来日した、ASD青年器楽団「上海天使知音サロン」がゲスト演奏をしました。
 このイベントは「第39回国民文化祭/第24回全国障害者芸術・文化祭」の一環として、「NPO法人美谷喜インターナショナル&ユニバーサルデザイン」の主催で開催されました。

 今回ゲスト来日した「上海天使知音サロン」を率いる曹小夏さん、そして設立者である世界的指揮者の曹鵬さんとWFAOとは深いつながりがあり、それは2006年の話に遡ります。
 当時、まだ公認の社会人アマチュアオーケストラが存在しなかった上海市に、初めて「上海城市交響楽団」が設立されたのですが、WFAOはその設立への支援をさせていただきました。その際に陣頭に立ち尽力されたのが曹鵬さんや曹小夏さんで、以後現在まで交流が続いています。

 そして曹鵬さん、曹小夏さんは、2008年から慈善公益サービスプロジェクトとして「天使知音サロン」を開始しました。これは上海曹鵬音楽センターと上海市慈善基金会との協同プロジェクトで、自閉症児が音楽を通じて社会との繋がりを肌で感じ、また社会全体も自閉症児への理解を深め、子供たちが健康に成長できることを目的としています。この活動の実績や成果は広く世界のメディアで紹介され、高い関心と評価を受けています。
(※「上海天使知音サロン」についての詳細は、本頁最下部に掲載のPDFファイルをご参照ください)

 今回の公演では多様な12のグループによって楽器の演奏やダンスが披露され、自信をもって取り組む子供たちの真摯な姿に、会場は大きな拍手と感動に包まれました。
 当日はNPO-WFAOの森下喜久子副理事長も応援に駆けつけ、曹小夏さんとの再会に長年の旧交を温めました。

 11月12日には愛知県名古屋市でも公演を行い、清々しい演奏と笑顔を多くの人々の記憶に残し、上海へ帰国しました。

shanghai_outline_jのサムネイル

公演プログラムに掲載された「天使知音サロン」の概要(PDF: 650KB)