東アジアの青少年交流
平成21年3月末
浜松市 はまホール
平成21年3月末に、浜松市のはまホールにおいて、トヨタ青少年オーケストラキャンプに台湾、韓国の青少年や指導者8名を招待して日本全国から集まった160名の若者との交流研修会を実施しました。
第25回トヨタ青少年オーケストラキャンプ(TYOC)は、昨年のフェスティバル高松大会に開催されたWFAO国際会議を受けて、アジアの青少年を招待しました。キャンプの運営委員が事前に各国指導者ならびに参加者と連絡を取り合い、海外参加者のパートナーを決定しました。「簡単な英語のコミュニケーションができる人」「キャンプ期間中、同じ部屋で宿泊し、演奏面では少なくとも1曲は隣で演奏をする」などという条件をキャンプの参加者に提示したところ、たくさんの立候補があり、今回のパートナーが決定しました。
開会式前に、キャンプの期間中にパートナーとなる参加者と顔合わせをして、自己紹介などをして交流をしました。自己紹介は緊張気味でしたが、WBCで日本と韓国が決勝戦で戦ったことなどが話題になりとても楽しそうに話をしていました。開会式では、壇上で紹介をされ海外の参加者とともにつくりあげる新たなステージに入ったことを感じました。
1日目の練習では、森下音楽監督による指導がありました。ものすごい熱気の中、長時間の総合練習を終え、「日本の若者のレベルに圧倒されました」と感想を述べていました。
2日目の練習はパート練習が中心でした。日本のプロの演奏家の方の指導を受け、真剣に練習に取り組んでいました。夜の懇親会では、海外参加者の保護者の方も参加され、青少年委員会の指導者の方と各国のオーケストラの現状などの情報交換をすることができ、大変有意義な時間でした。
3日目は、TYOC講師陣による特別演奏会があり、プロによる演奏は迫力満点で学ぶことが多く、とても充実した時間になりました。夜の懇親会では森下先生より海外参加者にプレゼントが贈呈されました。また、多くの参加者と一緒に撮影をする姿が見られすっかり打ち解けていました。
4日目である最終日はまとめの総合練習。2時間の練習があっという間に過ぎ、閉会式。その後、それぞれ帰途に着きました。また来年浜松の地に集い、日本の青少年とともにアクトシティ浜松ですばらしい響きを奏でることを考えると期待がふくらみます。日本の青少年と同じく、この成果を韓国・台湾にそれぞれ持ち帰り、そしてさらに成長し来年の再会を期待しています。