「ノルウェー サマー オーケストラ キャンプ」(NUSO)参加報告

2025年8月3日(日)~10日(日)
ノルウェー/クリスチャンサン

 2025年8月3日から10日まで、ノルウェーのクリスチャンサンで「Norsk Ungdoms Symfoni Orkester(以下 NUSO)」(ノルウェー サマー オーケストラ キャンプ)が開催されました。日本からも2名の青少年が参加しましたので、レポート記事を掲載します。

 また、以下のサイトでも紹介されていますのでご参照ください。
https://www.nuso.no/aktuelt/nuso-aret-2025

ヴァイオリン参加者 K. K. さんからのレポート

 クリスチャンサンに到着した初日には、参加者全員で交流会が開かれました。ノルウェー語が分からなくても、言語の違いを超えて楽しめるアイスブレイクが用意されており、自然に打ち解けることができました。
 その後の初合奏では、指揮者の先生がノルウェー語で指導をしていたので、当初は練習についていくのが難しかったのです。しかし、周囲の参加者が優しく英語でサポートしてくれ、大変心強く感じました。

 NUSOの参加者は皆、コミュニケーション能力に優れ、互いに仲が良く、とても温かい人たちでした。練習中はもちろん、練習後の部屋での時間や食事の時間にも多くの人が話しかけてくれ、短期間ながら深い交流を持つことができました。

 演奏面では、本番まで思うようにいかない場面もありましたが、日を重ねるごとに息が合い、合奏全体がまとまっていきました。
 そして演奏会当日には、それまでの練習の成果を十分に発揮し、若さあふれる力強い演奏を客席に届けることができたと感じています。
 話す言葉は異なっていても、音楽を通じて仲間や指揮者と強い一体感を味わうことができ、その瞬間は大変感動的で私にとって忘れられない経験となりました。

 今回のノルウェーでの経験を、私は音楽活動のみならず、それ以外の場面にも生かしていきたいと考えています。また、この体験を所属するオーケストラの仲間に伝えることで、「自分も海外で演奏し、交流してみたい」と思ってもらえるよう努めたいです。

チェロ参加者 J. K. さんからのレポート

 今回私はTYOCからの交換派遣という形で参加しました。日本からトランジットを含め24時間、時差は7時間という遠く離れた地での約1週間のキャンプは私にとって不安と楽しみの入り混じったものでした。

 今回のキャンプで私が一番に感じたものは、音楽は本当に世界で通ずるものであるということです。
 TYOCも例外ではありませんが、オーケストラの合奏練習はその国の言葉(ノルウェー語)で行われます。全くと言っていいほど理解ができず、指揮者の先生は今何と言っているのか、どういう演奏を求めているのかが最初は全くわかりませんでした。しかし、練習を重ねていく中で身振り手振りを含めたジェスチャーや、その表情から伝わってくるもので、何となく理解できたような気がしました。
 また、同じプルトで演奏している仲間が英語で翻訳してくれたり、途切れた演奏が次はどこからスタートするのかなどを教えてくれたり、何の障害もなく純粋に演奏を楽しむことができました。拙い英語ですが、会話をして笑い合うこともできました。

 今回のキャンプで私が感じたTYOCとの違いは時間設定のされ方です。
 TYOCは基本、練習、食事・休憩、睡眠の3つの柱で構成されていると感じます。しかしこのノルウェーのキャンプは、ゆったりとしたタイムテーブルが組まれており、ルームメイトとコミニケーションを楽しむ時間が設けられていたり、夕食後にバレーボールやフットボールを楽しむ時間などがありました。
 これらを通して私が感じたことは、時間設定の組み方で交流の密度が変わってくるということです。国民性やお国柄ということも多く影響しているとは思いますが、日本は時間に囚われすぎていると感じました。もっともっと音楽を楽しむべく、みんなで時間を共有できる体制を整えることができればと思います!