Dr. エドナ・マルシル「ミチ」マルティネス
2026年8月23日(日)- Session 3
地域とのコミュニケーション、オーケストラが街を変える
Dr. エドナ・マルシル「ミチ」マルティネス
Prof. Dr. Edna Marcil “Michi” Martinez
U.P. Arco – The University of the Philippines String Orchestra 創設者/音楽監督・指揮者
Profile
エドナ・マルシル「ミチ」マルティネス教授は、フィリピン大学音楽学部でヴィオラ専攻の最初の卒業生として学位を取得し、音楽文学、音楽学修士、フィリピン研究(芸術文化)博士号を取得。弦楽・室内楽学科の元主任として、長年にわたりフィリピンの弦楽教育と若手育成に貢献してきました。
幼少期にピアノを学び、7歳でヴァイオリン、12歳でヴィオラへ転向。フィリピンの主要オーケストラ(Philippine Youth Orchestra、Metro Manila Symphony Orchestra、Manila Chamber Orchestraなど)で演奏経験を積み、フィリピン・フィルハーモニック管弦楽団の国際公演にも参加しました。 指揮者としては、UP音楽学部のReynaldo Paguio氏に師事し、Maestra Helen Quach、Harold Farbermann、Eduardo Navegaらの指導を受けています。
1998年にU.P. Arcoを創設して以来、国内外の舞台で学生たちを導き、フィリピンの弦楽オーケストラ文化の発展に大きく寄与しています。音楽学者としてもフィリピン音楽・文化に関する研究を続け、教育・演奏・研究の三領域で活躍する音楽家です。

U.P. Arco – The University of the Philippines String Orchestra
U.P. Arco–The University of the Philippines String Orchestraは、1998年にフィリピン大学音楽学部の学生オーケストラとして創設されたストリングオーケストラです。創設者であり音楽監督のエドナ・マルシル「ミチ」マルティネス教授の指導のもと、クラシックから現代作品まで幅広い弦楽オーケストラ作品を丁寧に研究・演奏し、フィリピンを代表する学生オーケストラの一つとして高い評価を得ています。 大学内での演奏活動に加え、フランスのFIMU、スロバキアのBratislava International Youth Music Festival、イタリアのMusic Festa Florenceなど、海外の音楽祭やコンクールにも参加し、ストリングオーケストラ部門で受賞するなど国際的にも活躍しています。
また、U.P. Arcoは「音楽を通じて地域社会に貢献する」という理念のもと、台風ヨランダ被災者支援、マラウィ紛争被害の子どもたちのためのチャリティ公演、文化センターとの教育プログラム、COVID-19期の医療支援のためのオンライン演奏など、社会的活動にも積極的に取り組んできました。 近年は、子どもたちのためのコミュニティ・オーケストラ育成にも力を入れ、2024年に「Pilak Namumulaklak : MusiKaSabaysabay」プロジェクトを開始。地域に根ざした弦楽教育の拡充を目指し、フィリピン国内の新たなオーケストラ文化の芽を育てています。



